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TOP > カイロプラクティックとタイ式マッサージのお店 なごみや 日記 > 中日劇場 宝塚花組公演 「ベルサイユのばら~フェルゼンとマリーアントワネット編」行ってきました。
こんにちは。
鈴鹿市にあります、カイロプラクティックとタイ式マッサージのお店 なごみや の 店長きり です。
昨日は、名古屋の中日劇場へ、宝塚公演を観に行ってきました。
http://www.chunichi-theatre.com/presents/2014/6/6gatsu2.html
またもや、昼の部と、夕方の部の、勝手に二本立てです。
実は、先々週に宝塚大劇場へ、雪組公演「一夢庵風流記 前田慶次」も観に行っていて、こちらのことも書きたいのですが、これで昨年1月から続いた、ヅカばら観劇が一旦終了になりそうなので、昨日のことを先に…。
去年、「フェルゼン編」を観に行った時も、脚本に対してぶちぶち言っていた(書いていた)と思いますが、今回、初めて、他のヅカファンの方とお茶をする機会があり、そこで、私のツッコミは真っ当だったことを確認してまいりました。
一番は、やっぱりフェルゼンの独り善がりで自分勝手な恋は盲目っぷり。
設定では、この時、30代。なのに、この分別のなさ。しかも、進言してくれる友人や従者に逆ギレ。
最終的には、進言を聞くのですが、その後も、どうも自分に酔ってる感がアリアリ。
ただ、その分、革命を経て、王妃として母親としての自覚に目覚めたアントワネットが鮮やかに映ります。
そして、毅然と死に向かうアントワネットと、それでも縋ろうとするフェルゼンとの温度差を明確に感じ乍ら、断頭台のシーンで大号泣(私が。きっと周りも)。
次に、ルイ16世が、おじいちゃんすぎ。
史実でも原作でも、ルイ16世はアントワネットの一歳上です。
でも、ヅカばらでは、おじいちゃんが若い娘を嫁にもらって、贅沢やワガママやフェルゼンとの恋を容認している、という雰囲気。
違うんですよ。一歳差で、王太子→国王であるにも関わらず、容姿や男性としての自信がなく、華やかなアントワネットに気後れしていたからの、気弱さと、容認なんですよ。
それを含めての、ルイ16世とアントワネットの関係の変化も描いてほしいんです。
ヴァレンヌ逃亡事件はどこいった?
ヅカばらでは、友人・従者の進言を聞き入れて一旦スウエーデンへ帰国したフェルゼンが、フランス革命勃発の知らせを聞き、国王一家を国外逃亡させるためにフランスへ舞い戻るも、時すでに遅し、という流れです。
でも、原作・史実ともに、実際にフェルゼンが中心になって国王一家を幽閉されていたパリから脱出させる計画が行われています。
この計画は、逃亡途中で発覚し、国民を見捨てたとして王室の評価を落とします。
それまで、政治の主権は国民が握っても、王室は残しておこうよという意見も多かったのですが、一転、王室の断罪という流れに変わります。
この事件は、革命の中で王室の立場を一気に悪くした忌まわしい事件でもあるのですが、同時に、フェルゼンが恋人であるアントワネットだけでなく、その夫や子供、義理の妹も一緒に助けようとしたという漢気の魅せ所でもあるのです。
そして、中心人物であるフェルゼンが外国人であり、しかも王妃の恋人であるという公然の秘密を背景とした、様々な思惑の交錯。
なのに、カット。どころが、作中では触れもしません。
フェルゼンの見せ場なのに。
フェルゼンは、私が敬愛するオスカルの初恋の相手なのです。
また、ルイ16世とマリーアントワネット一家はオスカルが命をかけて仕えようとした相手。
なのに、ヅカばらでは、その価値がある人物に描かれていないのが悔しいのです。
また、演じる生徒さんたちも、才能あふれる方が、さらに努力を重ねて舞台に立ってみえます。
それに見合う脚本と演出をしてほしい、という思いでいっぱいです。
でも、きっと、また次に機会があったら、嬉々として観に行くんでしょうね、私。
なごみやは、こんな店長が営業しています♪
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