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TOP > カイロプラクティックとタイ式マッサージのお店 なごみや 日記 > 宙組さん「シェイクスピア」観に行ってきました。 ~Ⅱ
こんにちは。
鈴鹿市にあります、カイロプラクティックとタイ式マッサージのお店 なごみや の 店長きり です。
実は、シェイクスピア自身についても、シェイクスピア作品についても、店長はあまり詳しくはありません。
ロミオとジュリエットのあらすじくらいです。
でも、そんな知識がなくても、この舞台は楽しかったです。
脚本・演出の生田先生のインタビューで、なんとなく親近感を抱いていましたが、実際に舞台を観て、相性抜群なことを実感しました。
一応、今までにも、日生劇場で「伯爵令嬢」を、DVDで「ラスト・タイクーン」を観て、面白い先生だな、とは思っていましたが、今回さらにパワーアップされた印象です。
人物の描き方、舞台展開の仕方に、萌えがいっぱいなのです。
宙組さんには、残念ながら、萌える対象になるジェンヌさんがいらっしゃらないのですが(逆に、そんなジェンヌさんがいらっしゃると、相性が悪い脚本家さん・演出家さんでも観てしまいます)、それでも舞台から溢れる萌え。
一般の方には「萌え」=「魅力」と置き換えていただくとわかりやすいかと思います。
テンポよく進む会話と舞台機構。
過去と現在のリンク。
作品と現実のリンク。
各人物間の(意外と)愛にあふれた関係性。
時代背景を逆手に取ったユーモア。
シェイクスピアの時代は舞台に女性が立ってはいけないという法律から、女性の役も男性が演じていました。
ですが、ここは女性ばかりが所属する宝塚歌劇団。
元・男役から娘役に転向されたジェンヌさんが、今回の舞台では短髪カツラで男性を演じ、さらに劇中劇ではつけ毛をして女装をし、ジュリエットを演じるという、事情を知っていると楽しくて仕方のない演出。
しかも、舞台上で、胸パットをつけてドレスを着、つけ毛を装着して「ロミオとジュリエット」の本番に向かうという生着替えも。
また、政敵にチクられ、エリザベス一世の命令で、あわやロンドン塔にという状況になったシェイクスピアとそのパトロンである貴族たち。
捨て鉢なシェイクスピアに、貴族たちが「アイアンメイデンって知ってるか?いったいんだぞ~」と拷問に慄きながら女王が出した交換条件に従うよう説得するシーンも。
アイアンメイデンとは「鉄の処女」とも呼ばれる有名な拷問器具ですが、これを「ザ・ヴァージン・クイーン(処女王)」と称えられた時の君主・エリザベス1世との事件に引っ張り出してくるあたりも楽しく、また美形で切れ者な貴族たちが「いったいんだぞ~。俺はイヤだ!」と大騒ぎしているさまも不謹慎乍らかわいらしく。
生田君、すごいやん、やるやん、とワクワクしながら観ていました。
~つづきます。
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